住んでいる家が人にとって生活しやすい環境でも、ペットにとって住みやすいとは限りません。
犬や猫を飼っている世帯数は2割以上とも言われており、ペットが住みやすくなるためのペットリフォームをする家も増えているようです。
ペットリフォームは、簡単にできる工事から、大掛かりな工事が必要になる場合とさまざまです。ペットリフォームで主に行われていること3つを確認していきましょう。
1つ目は、臭いの対策です。長く動物と暮らしていると、どうしても臭いには慣れてしまいますが、人を招いたときなどに不快な思いをさせてしまう可能性があります。ペットの臭いがつきやすいものは、特にクロスや床材と言われています。脱臭効果のある材質のものを選ぶことで、臭いの対策をすることができます。
2つ目は、床が滑ることです。特にフローリングはペットにとって滑りやすくなっており、足に負担をかけてしまいます。また、なんとか滑らないようにツメを出してしまうことでフローリングを傷つける原因にもなってしまうそうです。工事の際に、ペット歩行があるという相談をすれば、抜け毛などの日常の汚れにも効果のある材質を選んでもらえるかもしれません。
3つ目は、ペットのストレス軽減のための工事です。犬や猫は、人間のように好きにドアを開けて行き来ができるわけではありません。そのためペット専用のドアを設けることで自由な移動が可能となり、ストレス軽減につながるのです。猫であれば、猫が自由に移動できるようなキャットウォークなど、それぞれ動物に合わせた工夫を行っていきましょう。
しかしあくまで人間も暮らす家です。人間も動物も、お互いに心地よく暮らせるように考えていくことが大切と言えるでしょう。